FXレバレッジだけじゃない!投機を極める

どういう取引が「投機」にあたる?

主に“市場価格の目先の変動”のみを意識した短期取引で利ザヤを稼ぐ行為を意味する「投機」。この「投機」は、「投資」の対義語として否定的な意味を込めて使われることもありますが、実際には、投機と投資…両者の間に明確な区別があるわけではありません。
ただ、短期間で大きく売買差益を稼ごうとする行為を「投資」と区別して「投機」と呼ぶのが一般的。

では、どういった取引行為がこの「投機」とされるのでしょうか。

基本的な「投機」の例としては…デイトレードに代表される株やFXの短期取引、株の信用取引、先物取引などが挙げられます。
いずれも、配当などではなく“売買差益”を狙い積極的にリスクをとって行う取引ですね。

さて、上記に挙げたような“ある程度まとまった資金を投入して(相場にヤマをはり)短期で稼ごうとする取引”では、当たれば大儲けが可能。うまくすれば、たった1日で大金を手にすることだって夢じゃありません!

だからこそ、多くの人が一攫千金を夢見て“デイトレーダー”を目指したりするわけですね。

ただし、「投機」は大きく稼げる可能性がある一方で、大きなリスクを伴うもの。

株式・為替・商品などの相場動向は、長いスパンで見た方が(トレンドを捉えられるため)予想がしやすく、目先の予想ほど“相場の小動きに騙されやすくなり”簡単にはいかないのです(短いスパンでの相場の動きは企業の業績・相場ムードなどとは無関係な場合が殆どなため予想を外しやすい)。

目先の相場動向を予想するのは、一見するとラクそうにみえて実は非常に困難!
ゆえに、短期間の価格変動のみに焦点をあてた売買で大きな利益を出そうとする「投機」には、イチかバチかを狙ったギャンブルに近い側面を指摘する声さえあるほどなのです。

よって「投機」に取組むならば、リスクコントロールに力を入れることが必須!

また、資産運用に取組んでいる・取組みたいと思っている方は、一度「投機をするのか、投資をするのか」、「自分が取り組んでいるのは投機か投資か」というように、じっくり自分の取引スタンスについて考えてみると良いでしょう。

なお余談になりますが…
この「投機」という言葉、「投資」と一字違いなので、英語の「speculation」に対する訳として近代に作られたものと思われがちですが、実は古くからあるんですね。“禅語”で「師匠と弟子の心がピタリ合い、師匠の教えが弟子に届き・作用して弟子が学びを得ること(悟りを開くこと)」を「投機」といい、どうやら金融用語の「投機」はこれがもとになっているらしいのです。
相場という常に揺れ動くものをタイミングよく捉えて取引していく行為を、心という同じく常に揺らいでいるものに触れて気づきを与える行為になぞらえたのでしょうか。貪欲に稼ぐイメージを込めて使用されることの多い「投機」という言葉が、仏教用語に由来しているとは…面白いですね。